2010年7月21日〜26日 温泉旅行

撮影はNikonD90+TokinaAT-X124とFujifilmF200EXR。


21日
午前で仕事をあがり、14時には自宅を出発。
夕飯を山口屋さんでいただく。母親しゃべりすぎ。
飯坂温泉切湯でのんびり。珍しく誰もいなかった。
ビジネスホテル泊。


22日
真室川へ向けて出発。
猿羽根峠より毒沢方面を望む。いつ見ても好い処だなぁ・・・
ここは尾花沢・舟形・大石田・新庄の市境が密集している。


鮭川村牛潜から羽前豊里方面を望む。
幻想的な夕焼け。


新真室川温泉関沢荘に到着。
やばそうw


温泉は食塩泉で地元のおっちゃんで賑わっていた。
ここらで一番あったまるそうだ。確かに良いお湯だ。


なんだかんだで夜に。周りに何もないのですごい静かだった。
ちょっと布団がかび臭かったw


23日
中山平温泉花渕荘へ向かう。

花立峠に寄り道。
鬼首カルデラが一望できる。30万年〜20万年前に活動しカルデラを形成。高日向山付近で地熱活動が盛んで、温泉も多い。
んんー素晴らしい。


振り返ると向町カルデラも一望できる。80万年〜60万年前に活動しカルデラを形成。いくつか温泉が湧いている。
中央火口丘は明神山と糠塚山。荒井さんは明神山に登ったそうだが、自分もいつか行ってみたい。
2つのカルデラが見られる場所はもしかしたら日本でもここしかないのでは?


宮城県側に不思議な雲が出ていたので撮影。積雲?


母親が栗駒フーズで買い物したいというので湯沢市の山奥へ向かう。遠いよw
高松岳川原毛地獄を見る。
高松岳は30万年前の火山。いまだに広範囲に硫気帯がある不思議な山。古来より修験者に崇められた場所だ。


気象庁では火山の扱いを受けていない。


裏側には沼がある。エメラルド色。淵には硫気口があり、野湯だと軽く見て入ると死ぬ。
どうも日によって硫気口は吹いたり吹かなかったりするようだ。昨年訪れた時は、道路の脇で激しく吹いていたが今年は全く吹いていなかった。


泥湯温泉の入り口や出口付近にも硫気帯がある。
写真の箇所は2005年硫化水素で死者が4人出た。


豪雨の中、栗駒フーズから帰還し本名荒井さんTAKAさんご推薦の鳴子温泉福の湯へ。


ほほ〜珍しい!炭酸泉か。期待が高まる。


おじいちゃんが入っていたので内部を撮影できなかったが雰囲気だけでも。
すごくあったまる温泉だった。上がるとサッパリして不思議。


中山平温泉花渕荘に到着。値段は安いのにきれいな宿。いいね。
露天がぬるぬる系うなぎの湯ということで期待していったのだが・・・
内湯は単純硫黄泉。ばっちり次亜塩素酸Naの臭いがwプールかよw


いざ露天風呂へ。
あれ?全然ぬるぬるしないぞ????
おかしい!


貸切露天風呂へ。ここもぬるぬるのはずだが・・・
全然ぬるぬるしてない!なぜだ・・・
ちなみに母親によると女性露天風呂はぬるぬるしていたそうだ。ということは、加水しまくったおっさんがいたのか?
ちなみに翌朝もまったくぬるぬるしなかった。ナゼだ!!


母親はまた来たいと言っていたが、個人的にはもういいやw
男湯は真水の沸かし湯に入ってる感じだった・・・


24日
花渕荘の温泉で残念な気持ちになったので、うなぎ湯の異名をとる中山平温泉を堪能したく新設のしんとろの湯へ。
ここはぬるぬるしまくり滑りまくりだったwやっぱり凄いwwまさにうなぎ。


鳴子火山の火口湖潟沼を見たことが無いので見物に行く。
硫気活動・熱水噴出がありPHが低く強酸性エメラルド色の沼。魚は一匹もいない。大雨でも溢れたことが無いそうだ。
PHは1.7〜2.0くらいのようで、自分が浸かったら全身ただれるはずwwボートを借りて漕ぎ出すこともできるが、水深16m。すりばち状怖すぎ。
左が胡桃ケ岳、中央が尾ケ岳でいずれも火山。
続日本紀837年の項に「雷響振動。晝夜不止。温泉流河。其色如漿。加以山燒谷塞。石崩折木。更作新沼。沸聲如雷。」とあり、
水蒸気爆発で出来た「新沼」は潟沼と考えられている。昭和51年には地鳴りが観測されている。
標高が低く規模の小さな火山なのに、火口湖である潟沼が巨大なのは不思議。


この日は胡桃ケ岳麓の硫気口からはあまり吹いていなかった。
が、臭いが凄い。水蒸気が少なく目に見えない硫化水素が多いのか?


駐車場の端からも少し硫気が出ているようで、アスファルトがぐにゃぐにゃになっている。
よく考えたらすさまじい場所だ。火口の横だしwおまけにクレー射撃場が近くにあり、ドーンドーンうるさい。
こんな場所に来て嬉しがってるのは自分だけだろうw母親も珍しがって楽しんでいたので遺伝か?ww


鳴子火山を堪能した後、最上町赤倉温泉付近をうろうろ。
森林鉄道跡にある鉄橋を渡る。
背後に見えている山は向町カルデラ中央火口丘の明神山。


鉄橋上の板が張り替えられていた。保存する方向なのだろう。
自転車禁止と書かれていたが、ここに来るたびに毎回自転車で通過する人を見るw


通り雨をやり過ごした後、満沢地区へ。
湧き水が多く色々と飲んでみたが、ここが一番おいしかった気がする。


地元で評判の村山市湯舟沢温泉に立ち寄ってみる。風情がある。


お湯はPH9.5〜10.0の強アルカリ泉。ぬるぬる。
肌がやたらつるつるになった。すげー


本日の宿泊地は肘折カルデラ内の黄金温泉金生館。
肘折火山は1.2万年前に噴火した。小松淵と呼ばれる写真の場所は鐘状火山火口だと言われている。
今となっては銅山川に浸食されて火口かどうか見ただけでは判らなくなっている。


黄金温泉金生館に到着。ここは色々な意味でやばいwww
風呂も露天はあるが、床が緑色になっている。苔?
温泉の質は良いだけにもったいない・・・母親大失望w

冷蔵庫も壊れていて、ビールを冷やして飲もうと思ったがヌルイまま諦めるw

25日
朝、かゆみで目が覚める。左足2ケ所ダニに刺されとるww糞かゆいwwなのに温泉入るとしみる。
蟻も畳の上で隊列組んでたし、もう黄金温泉コネーヨww
この日はお土産を買いつつ一気に福島県熱塩温泉まで南下。
示現寺で先祖の墓に会津の酒をお供えしていつもの叶屋旅館に泊まる。
蟻もダニもいないので快適。建物は古いが清潔だし、温泉もよく温まって良い。


26日
熱塩温泉出発。自宅へ向かう。帰りたくネー

また寄り道。そしてまた火山www
山口屋さんと話していたときに話題に出た猫魔火山雄国沼カルデラに登る。
地元の人に聞き込みしていたら、「沼の近くまで車でいけるよ」との情報が。すさまじい坂道を登りきると・・・


うわー・・・こりゃすごいなぁ。
真ん中右が猫魔ケ岳。その裏にちょっとだけ見えている薄っすらした頂が磐梯山。
湖畔にはたくさん小学生が歩いていた。よく見ると写真右に小学生の列が2組写っている。
雄国沼カルデラを含む猫魔火山は100万年〜80万年前に活動し、活動終息後に隣接する磐梯山が活動を始めたようだ。

マタタビを少し採取して下山。

温泉旅行最後の〆ということでdarkさんに紹介してもらった郡山市月光温泉クアハイムへ。
ぬるぬる温泉で母親も満足して帰宅。



東北に住みたい・・・w